注連寺
湯殿山注連寺は弘法大師空海が開祖。
寺院内部の参詣には拝観料が必要ですが、ここで修行した僧の即身仏や天井絵画が公開されて
いて、いろいろ説明を受けられますのでお勧めです。
小説家森敦は昭和26年8月下旬から翌年春まで滞在、昭和48年7月に発表した「月山」で
芥川賞を受賞しました。
注連寺に隣接して建てられた「森敦文庫」では資料を保存・公開しており、石碑も建立されています。
また、平成21年2月にこの注連寺がある七五三掛(しめかけ)地区に大規模な地すべりが
発生していることが判明、国、県、市で工事に着手したことは記憶に新しいところです。
先日、ここを訪れた時も工事は継続していました。
注連寺の境内には幸い影響は無かったそうですが、集落のほとんどの民家は解体を余儀なく
されたそうで、下の航空写真で比較すると、かつては民家が多数あったことがわかります。
小説「月山」には七五三掛集落の描写がいくつかあり、「この場面はこの家」とわかる部分も
あっただけに残念です。
湯殿山注連寺
七五三掛(しめかけ)地区地すべり災害状況について(鶴岡市ホームページ)
【Google Earthの画像<H21.10.16撮影>】
【国土画像観覧システム(国土交通省)の画像<S51年頃>】
【Google地図】
大きな地図で見る
【平成23年7月19日撮影】
追記【Googleストリートビュー】
より大きな地図で 山形今昔30年 on Googleマップ【庄内地方】 を表示
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