羽越本線における山形県最北端の駅。
予備知識も無く行ってみたのが浅はかでした。たどり着くまで右往左往。
以下、その顛末を。(H24.4.18)
カーナビのメニューから「女鹿駅 出入口」を選択したうえで、
吹浦から国道7号線を北上。
そろそろ近づいてきたなーと思ってカーナビに目をやると、
あれっ?目的地表示が消えてるっ!?
道を間違えた場合は目的地までの経路を再検索してくれるのに。
普通、国道の青看板には「JR○○駅→」的な表示があるのにそれも無かったよな。
しかたがないのでここをスルーし、次の目的地である
「三崎公園」に先に行くことに。
三崎公園を出る際、再度カーナビに目的地「女鹿駅出入口」をセットし
国道7号線を南下。
今度は目的地に近づいたら道路標識を見落とさないよう気をつけました。
女鹿の集落に行く海沿い道路との交差点を示す青看板にも「女鹿駅」の表示は無し。
この交差点を過ぎた辺りがカーナビで示す目的地。
右手(海側)に人家があったので、こっちかな?と思い入っていったが、行き止まり。
再度国道に出ようと、道路の向こう側に目をやったら、これ ↓
国道7号線を車で走行しているドライバーのうち、この看板に気が付いた人は
果たして何%いるだろうか。
この辺りは道幅が広く快適で、結構スピードが出るところ。
逆にスピードを落とすと追突される恐れもあり。
また視界が開けるところで、きれいな海を見ることはあっても、雑草生い茂る山側に
首を真横に振ってまで見ることはまずないと思われる。
つまり、この駅(と、この看板)は通りすがりの人が利用することを想定しておらず、
地元の人が判っていればいい、と割り切っているスタンスですね。きっと。
さて、こんな感じの看板の先にあるのが女鹿駅ですが、まず、看板の右にあるのが
「駅前通り」です。
自動車1台がやっと通れる道幅。湾曲しているので先が見通せません。
そして、30mほど行った先にあった駅舎がこれ。 ↓
これ、駅!? 今まで見た駅舎のなかで、トップクラスのしょぼさ。
内部はこんな感じ。
掲示されている発車時刻表には、酒田方面へ朝2本、秋田方面へ午後4本の
計6本しか記載がありませんでした。
駅のホームはこうです。特急の高速通過に支障がないようになのか、あくまで直線。
駅舎をふりかえったら ↓
思わず ギョッ!! としてしまいました。
帰り。
「駅前広場」「駅前ロータリー」「駅前駐車場」=ありません。Uターン不可。
30mの「駅前通り」を、国道までおそるおそる車をバックさせ、無事探索終了。
家に帰ってネットで検索したところ、いくつかヒットしましたのでリンクを貼りました。
女鹿駅(wikipedia)
女鹿駅(「
秘境駅へ行こう」サイト:
秘境駅ランキング1~50位)
全国200位までのランキングで、堂々42位の座を獲得しています。
【国土画像観覧システム(国土交通省)の画像<S51年頃>】
現在の国道7号線のルートは、割りと最近開通したものですので、
S51の画像にはありません。
【Googleマップ】
より大きな地図で 山形今昔30年 on Googleマップ【庄内地方】 を表示
【YouTube動画】1405sonicaさんの投稿(H24.4.1撮影)。車窓から時々見える海がきれいです。
女鹿駅は5:03-5:08辺り、一瞬で通過です。
追記【Googleストリートビュー】女鹿駅入口。
より大きな地図で 山形今昔30年 on Googleマップ【庄内地方】 を表示